2014年09月20日
赤ちゃん猫のご報告と覚え書
推定生後0日のネコを拾ってしまい、
事情があって育てることになったアビーです。
この写真は、この子が一番幸せな時のショット。
お腹いっぱいで、夢を見ているのかな?
フガフガ言っております。
名前は「ペチャ」。
生まれて間もなく親とはぐれたか、
未熟児過ぎて育児放棄されたか。
さまよっているところを、
明らかに誰かが上に物を置き、
下敷きになっているところを発見された子です。
だから、ぺちゃんこのペチャ。
私も初めは、ホコリか何かだと思った(焦)
それぐらい小さいんです。
その小さな命は、9/16夕方、11日の短い一生を終えました。
初めから血便が出ていて、
長く生きられないだろうと思っていました。
獣医さんも、亡くなること前提でといってましたし・・・。
でもね、11日も一緒にいたら、情が移るっちゅうねん!
死ぬならはよ死んで~!
生きるなら死なんといて~!
という複雑な気持ち。
分かってもらえます?
♡そんな感じのドタバタ猫育児報告です。
初めて見つけたのは、一番よく鳴いてくれた、
黒い方のジャスミンちゃん。
彼女がいたから、他の兄弟も見つけられたので、
アラジンのヒロインの名前を拝借。
もう一匹、黙々とロッククライミングしていたランボーは、
体力を使い果たしたのか、見つけた晩に亡くなりました。
でも、3回はミルク飲めたよね。
ウチに来てから5日後、ジャスミンちゃんが眠るように亡くなり、
寂しそうにしているので、
授乳のときは過剰にスキンシップ。
人間の体温では寒いので、夏でも手を温めてから触ります。
ペチャちゃんの方は、少しだけ体温調節機能が装着されました。
体重は増えないのに、毛が生えてきたりと、
徐々に成長しています。
事務所のおっさんのできあいっぷりには、ヒキましたが有難い。
私がシッター中は、ミルクを与えてくれました。
ウンチもオシッコも、私より上手に取ってくれるんですよ。
生後8日目で、平均体重の1/3~1/4。
でも元気。
小さすぎて病院では何もできないって言われてしまうし、
見守るしかないアビー。
そして生後11日目。
あんなにミルクを飲んでいたのに、あまり飲みたがらない。
飲まなきゃ死んじゃうよ。
少しでも口に入れて、どうか苦しみませんように・・・。
夕方、アビーの手の中で安らかに短い人生が終わりました。
この日の晩、ペチャが亡くなると思って埋葬を伸ばしていた兄弟を、
冷凍庫から出してきて、一緒に埋葬。
今度生まれてくるときには、もっと太って生まれてきてね。
ウチに来てくれて、ありがとう。
助けられなくて、ごめんね。
※犬・猫は、通常は環境局に連絡するか、
ペット葬儀場で火葬してください。
♡今後、生後0日ネコを拾った方のために、参考になりそうな予備知識。
・動物病院では、健康な生後0日ネコ(体重100g前後)なら診てくれますが、
小さすぎると点滴もできないので、問診のみしか対応できない。
(小さくても見てくれる病院はありますが少なく、
ねこの状態と、移動の負担を考えて、ご対応ください)
・ホームセンターで、だいたいの必要な物はそろう。
・ミルクの温度は38~40℃。必ず温度計を使う。
・ミルクの温度を保つために、捨てるの当たり前で多めに作る。
(11日間で、猫ミルク缶4缶使いました)
・哺乳瓶から飲めないほど小さい場合は、魚の形の醤油入れなども代用できる。
・ミルクが終わったら、必ずゲップさせる。
・夏でも湯たんぽや湯たんぽ代わりになるものを用意する。
(レンジでチンできるタイプが便利)
・触るときは手を洗い、手を温めてから。
スキンシップは必要。
・毎日写真を撮り、体重測定をする。
体重は同じ時間のミルクを飲ませた後など、条件を一定にする。
・今回は使用していませんが、ネット情報では初乳を飲めなかったネコのために、
初乳を飲んだ状態を作るとよいと書いてありました。
免疫グロブリンとラクトフェリンがいいのだとか。
確認はしていませんので、獣医と相談&自己責任で。
・ミルクを飲ませるスパンが、3時間だそうですが、
未熟児の場合追いつかないので、1時間おき。
寝ていても起こして飲ませる。
ネット情報や、猫を育てた経験のある方が、
たまに「簡単」と言っていますが、簡単な訳ありません。
今回のように、未熟児で内臓疾患があるような猫の場合、
一か八かで試行錯誤し、ダメならあきらめることの繰り返し。
安全確実な方法なんて、存在しないんです。
猫が多産なのは、死ぬ子も多いから。
もし亡くなっても、ご自分を責めないでください。
そういうもんなんです。
人の赤ちゃんも、どんなにケアしても、たくさん亡くなっているんです。
亡くなるまで、大事にして一生を全うさせてあげられれば、
良しとしてください。
人は神ではないので、生死はコントロールできません。
短い間でしたが、私の記憶に強烈に焼きついた小さな命たち。
感謝の気持ちでいっぱいだけど・・・もう、拾いたくないな・・・(泣)
ご協力いただきました皆様、ありがとうございました!
ペットシッターアビーでストレスのないお留守番
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Posted by アビ- at 17:30│Comments(0)
│ペットシッターAbbey
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